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2022/05/27
コンタクトは装用するだけで視力の矯正ができるため、視野も眼鏡よりも広くなり常用している方も多いでしょう。
1日にコンタクトを長い時間装用する場合もあるのではないでしょうか。
しかし、正しい装用時間を守って使用しなければ、目のトラブルや病気につながります。
本記事では、コンタクトの正しい装用時間や、コンタクトの長時間装用によるトラブルを紹介します。
コンタクトを初めて購入する方は、ぜひ参考にしてみてください。
目次
コンタクトの装用時間は、使用するコンタクトの種類によって異なります。
一般的に、1日で使い捨てられるワンデーコンタクトを含むソフトコンタクトの場合は12~16時間、ハードコンタクトの場合は12~14時間といわれています。
とくに、ソフトコンタクトは酸素透過率と呼ばれる、目の角膜に対して酸素を透過させる度合が製品により異なるため、最適な装用時間も変わってきます。
そのため、取り扱い説明書などを読んで自分の使用しているコンタクトの装用時間を正しく把握することが重要です。
また、装用時間内でも、目が乾いた感覚がする場合や、装用に違和感がある場合は装用を中止して、目に異常がないか確認するようにしましょう。
カラーコンタクトは基本的にソフトコンタクトの製品がほとんどのため、装用時間は一般的に12~16時間といわれています。
しかし、カラーコンタクトはレンズに着色をしているため、通常のソフトコンタクトと比べると目の角膜への酸素透過率は低くなっています。
そのため、カラーコンタクトは装用時間内であっても長時間装用することは避けたほうがよいでしょう。
カラコンに関しては、「カラコンは安全?安心して利用できるカラコンの選び方」の記事で詳しく説明しているので、併せてご覧ください。
コンタクトを初めて装用する方は、装用時間内であっても長時間の装用はしないほうがよいでしょう。
なぜなら、目がコンタクトに慣れていないため、長時間装用をすることで目が疲れてしまい、頭痛などの体調不良につながってしまうからです。
コンタクトの装用を始めてから初日から数日間は、目がコンタクトに慣れるまで時間がかかるため、1日8時間程度にとどめましょう。
その後、目の様子を確認しながら1日の装用時間を少しずつ伸ばして、1週間ほど装用し続けて問題がなければ、コンタクトに決められた装用時間内での装用ができます。
コンタクトの使用期間については「コンタクトレンズの使用期限とは?守らないとどうなる?」の記事で詳しく説明しているので、併せてご覧ください。
コンタクトの装用時間が長すぎると、目に大きな負担がかかり、さまざまな異常が出る場合があります。
症状は大きくわけて2つあり、以下にまとめました。
決められた装用時間を超えたコンタクトの装用は、目の酸素不足につながります。
目の酸素不足とは、目の角膜に酸素が十分に行きわたっていない状態です。
コンタクトを装用している場合、角膜に酸素が取り込みづらくなり、角膜は酸素不足になりやすく、目も見えづらくなるといった異常を発症させる可能性があります。
たとえば、コンタクトを長時間使用したあとコンタクトを外し、メガネをかけてもよく見えないといったことや、コンタクトが外しづらいといったことが起きる可能性があります。
また、目の角膜の酸素不足が続くと、角膜の1番表面の細胞が剥がれ、細菌・ほこり・花粉などが目に付着し、感染症や目のトラブルの原因になるでしょう。
決められた装用時間を超えたコンタクトの装用は、目の角膜を傷つけてしまいます。
1日コンタクトを装用すると、夕方から夜にかけて目がかすんで見えることや、ゴロゴロとした異物感を感じることがあります。
理由としては、コンタクトの表面にごみや花粉、ほこりなどの異物が付いたままになるためです。
目に付いた異物は涙や目やにによって外に出されますが、コンタクトの表面に付いた異物は、まばたきなどにより目の内部に入り込んでしまい、目を傷つけることも考えられます。
装用時間を超えたコンタクトの装用は、危険な眼病につながる可能性があります。
ここからは、コンタクトの長時間の装用によって起こる2つのトラブルを紹介します。
角膜の酸素不足や角膜が傷付いた状態になることで、目全体の抵抗力が弱まってしまい、さまざまな感染症にかかりやすくなります。
目の抵抗力が弱まったときになりやすい主な病気と症状を、以下にまとめました。
コンタクトの長時間装用で起きる目の病気
病名 | 症状・状態 |
角膜血管新生 | 角膜へ血管が伸びてくる |
角膜上皮障害 | 角膜の表層部分の障害 |
角膜腫瘍 | 病原微生物から感染した状態 |
角膜浸潤 | 傷ついた角膜から細菌や真菌が侵入した状態 |
巨大乳頭結膜炎 | アレルギーにより上まぶたの裏側に巨大なぶつぶつができる |
アカントアメーバ結膜炎 | 土の中や淡水にいる小さな原生動物から感染した状態 |
とくに、角膜血管新生はコンタクトの長時間装用による、角膜の酸素不足が原因の病気です。
見た目の変化や痛みなどの自覚症状がないため、非常に気づきづらい病気でもあります。
症状が進行すると、最悪の場合失明の危険性があるため注意が必要です。
コンタクトの装用時間が長くなると、目や体の状態に影響を及ぼします。
以下に起こりやすい症状をまとめました。
コンタクトの長時間装用で起こりやすい症状
決められた装用時間を超えたコンタクトの装用は、さまざまな目のトラブルを引き起こす原因になります。
目の健康のためにも、コンタクトの装用時間は守るようにしましょう。
コンタクトによる感染症やトラブルを起こさないためには、装用時間を守ること以外にも注意したい点があります。
日々のコンタクトの装用で気を付けたほうがいい点を、2点解説します。
ワンデーコンタクト以外のコンタクトは、日々のケアをきちんと行うことが大切です。
コンタクトの汚れを落とすうえで大切なことは、こすり洗いで物理的に汚れを落とすことです。
つけ置き洗いだけでは、コンタクトに付いた汚れを浮き上がらせることはできても、汚れを落としきることはできません。
清潔な手のひらで、専用の洗浄液を使用してコンタクトをこすり洗いをすることにより、付着している汚れを落とすことができます。
そのあとは、洗浄液でコンタクトをすすぎ、洗浄液を入れた専用のケースに入れて4時間以上放置し、消毒をしましょう。
コンタクトを作る際に、定期的な検診を受けるように眼科医から指示があるでしょう。
眼科の定期的な検診が必要な理由は、目の状態や視力が常に変化しているからです。
視力の低下や目の病気は、自覚症状がないまま進行しているケースが多くあります。
とくに、目の病気は目に異常が発生しても、痛みなどで自覚することができないため、病気を長期間放置してしまうことも考えられます。
細菌による感染症などを引き起こした結果、目の痛みや見た目の異常などの症状が突如として現れることが多いです。
目の異常を感じる前に眼科の定期検診を受けることで、目の病気の早期発見にもつながります。
コンタクトを安全に使用するために、装用方法や装用時間をきちんと守り、定期的に眼科で目の状態を把握するようにしましょう。
いかがでしたでしょうか。
コンタクトは目に直接装用するため、視界を広く確保でき、運動や生活のさまざまな場面で役に立つ医療機器です。
その反面、デリケートな部分も多くあり、取り扱いには十分な注意をする必要があります。
まずは自分の使用しているコンタクトの正しい装用時間を知り、目に負担をかけないように装用することが大切です。
また、コンタクトの装用時間は、コンタクトの種類や自分の目の状態にも左右されるため、定期的に眼科を受診して、目の健康を保ちましょう。
とくに、初めてコンタクトを使用する方は、徐々にコンタクトに慣れるように装用時間を調整しましょう。
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