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2022/05/27

誤ったコンタクトレンズの使い方が引き起こす目の病気とは?

眼鏡からコンタクトレンズに変更したいと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
しかし、眼鏡と違ってコンタクトレンズは目に直接触れるものなので、誤った方法で着用すると病気につながる可能性もあります。

そこで本記事では、コンタクトレンズが引き起こすことがある病気の種類や、着用の際の注意点などを紹介します。
コンタクトレンズの利用を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。

コンタクトレンズを着用することによる主なメリット・デメリット

コンタクトレンズの購入を悩んでいる方のなかには、コンタクトレンズのメリットやデメリットがわからないことが理由になっているという方もいらっしゃるでしょう。

コンタクトレンズを着用する主なメリット・デメリットには、以下のようなものがあります。

コンタクトレンズを着用するメリット

コンタクトレンズを着用する最大のメリットは、見た目のイメージが変わるということです。
眼鏡を着用しないことにより、さまざまなファッションとあわせやすくなるだけではなく、周囲に明るくポジティブなイメージを与えられるようになります。

そして、コンタクトレンズは視野が広いため、眼鏡を着用した場合のようにフレーム外の視界がぼやけることもありません。
また、眼鏡のようにレンズが曇ることもなく、汗や雨による水滴で視界が遮られることもないので快適に日常生活を送れます。

ほかにも、眼鏡と違って圧迫感や重さもないので、運動の際にも邪魔にならないといった点もコンタクトレンズを着用するメリットだといえるでしょう。

コンタクトレンズを着用するデメリット

メリットが多いコンタクトレンズですが、注意しておいたほうがよいデメリットもいくつか存在します。

まず、コンタクトレンズを着用する際は目の角膜にレンズを被せることになるため、眼鏡よりも目に負荷がかかりやすいです。
そのため、空気が乾燥している場合には目がしょぼしょぼすることや、目にゴミが入るとゴロゴロするといった症状が出ることがあります。

また、コンタクトレンズには1日使い捨てのタイプと、2週間使い捨て・1か月使い捨てのように決められた期間であれば繰り返し使えるタイプが存在します。
1日使い使い捨てのタイプは、一定の時間を超えて着用を続けると目にダメージを与える可能性があるため、取り扱いには注意しなければなりません。

一方、繰り返し使うタイプはコストパフォーマンスに優れていますが、レンズの保管や洗浄に手間がかかるといったデメリットがあります。
また、洗浄を適切に行わなければ、後述する目の病気の原因となってしまうことには注意が必要です。

コンタクトレンズの着用が原因で生じる目の病気やトラブル

コンタクトレンズを誤った方法で着用してしまうと、思わぬ病気やトラブルを引き起こす可能性があります。
大切な目を守るためにも、コンタクトレンズは正しい方法で着用することを心がけましょう。

ここからは、コンタクトレンズの着用が原因で生じることがある、目の病気やトラブルを紹介します。

病気・トラブル①角膜上皮障害

長時間のコンタクトレンズの着用や、目を強く擦ることで角膜に負担がかかり、目の角膜上皮という部分に傷がつくことを「角膜上皮障害」といいます。
角膜上皮障害になると目に強い痛みを感じるようになるため、日常生活に影響が出る可能性があります。

角膜上皮障害にならないためには、コンタクトをこまめに取り換えることや、目を強く擦らないことを意識しましょう。

病気・トラブル②緑膿菌角膜潰瘍

傷ついた角膜からウイルスが侵入し、潰瘍になった状態を「緑膿菌角膜潰瘍」といいます。
コンタクトレンズのお手入れ不足や、目を強く擦る場合などが原因で発症し、痛みや異物感などを感じるようになります。

緑膿菌角膜潰瘍は、発見・治療が遅れると視力障害が残る可能性があるため、早期での発見が重要です。
そのため、目の痛みや異物感を感じたら、速やかに病院に行くことをおすすめします。

病気・トラブル③アカントアメーバ角膜炎

アカントアメーバという原生生物が、角膜の傷口から侵入して感染症を発症した状態を「アカントアメーバ角膜炎」といいます。
アカントアメーバは土壌や淡水の中に生息しているため、日常生活で感染することはほとんどありませんが、海や山などに行った際に感染することがあります。

アカントアメーバ角膜炎は、発症すると目の痛みや充血などの症状が出ますが、放置すると視力障害になることもある危険な症状です。
そのため、海や山に行ったあとに目に違和感を覚えた場合は、速やかに病院に行きましょう。

病気・トラブル④角膜内皮障害

黒目の一番内側にある細胞のことを「角膜内皮細胞」といいますが、この細胞が正常に代謝できずに、変形した状態を「角膜内皮障害」といいます。
角膜内皮障害は、コンタクトレンズを長時間着用することによって角膜に酸素を送り込めなくなることが原因とされており、発症すると視界がぼやけます。

角膜内皮障害は放置すると、角膜上皮細胞が剥がれることで目に強い痛みを感じる場合もあるので、早期での発見・治療が重要です。

病気・トラブル⑤巨大乳頭結膜炎

上のまぶたの裏側に、乳頭という赤いぶつぶつができた状態を「巨大乳頭結膜炎」といいます。
巨大乳頭結膜炎は、コンタクトレンズの汚れやアレルギーなどが原因とされており、発症すると目の充血やかゆみといった症状がでます。

症状がひどい場合は、一時的にコンタクトレンズの使用を止めなければならない場合もあるため、なるべく早めに病院を受診したほうがよいでしょう。

コンタクトレンズによる目の病気を防ぐための4つの注意点

病気やトラブルを引き起こさないためには、コンタクトレンズを正しく使用することが大切です。
しかし、正しいと思っていたコンタクトレンズの使用方法が、実は間違っていたというケースも珍しくありません。

コンタクトレンズによる目の病気を防ぐための注意点を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてみてください。

注意点①コンタクトレンズを水で洗わない

繰り返し着用するタイプのコンタクトレンズは、洗浄液で定期的に洗わなければなりません。
しかし、コンタクトレンズを洗う際に洗浄液ではなく水を使うと、水中の微生物やアメーバなどがレンズに付着することがあります。

微生物やアメーバなどが付着したコンタクトレンズを着用すると、感染症を引き起こすことがあるため非常に危険です。
コンタクトレンズは水で洗わず、必ずコンタクトレンズ専用の洗浄液を使って洗いましょう。
なお、ハードコンタクトレンズの場合すすぎ時などに専用のすすぎ液を使わない場合は、水道水を使用しますが、保存時には水道水を使用することはできません。

注意点②コンタクトレンズを貸し借りしない

コンタクトレンズを洗浄液で洗っても、消毒が完全にできていないことがあるため、貸し借りをすると感染症につながる可能性があります。

また、未使用のコンタクトレンズであっても、自分の視力に合っていないものを使用すると視力が悪化することも考えられます。
そのため、コンタクトレンズの貸し借りは絶対に行わないようにしましょう。

注意点③コンタクトレンズを長時間着用しない

仕事で疲れている際にコンタクトレンズを着用したまま寝てしまう方や、外出先でコンタクトレンズを長時間着用する方もいらっしゃるでしょう。
しかし、コンタクトレンズを長時間着用すると、レンズが目にくっついて取りにくくなることや、角膜に酸素が正常に送られなくなることで角膜内皮障害になる可能性があります。

そのため、1日使い捨てのタイプだけではなく、繰り返し使うタイプのコンタクトレンズであっても、長時間の着用は避けて一定の時間が経ったら取り外すことを心がけましょう。
コンタクトにはそれぞれ使用期限が定められています。詳しくは「コンタクトレンズの使用期限とは?守らないとどうなる?」の記事で詳しく説明していますので、併せてご覧ください。

注意点④汚れた手でコンタクトレンズを扱わない

自宅に帰ってきた場合や、化粧が終わったあとに、手を洗わずにそのままコンタクトレンズを取り外すという方も多いでしょう。
しかし、手には目に見えない雑菌や微生物が付着しているため、手を洗わずにコンタクトレンズを扱うと感染症を引き起こす場合があります。

そのため、コンタクトレンズを扱う際は、手を洗って清潔な状態にすることが大切です。

コンタクトレンズは正しく使うことで病気やトラブルのリスクを抑えられる

いかがでしたでしょうか。

コンタクトレンズは見た目のイメージが変わるだけではなく、眼鏡のように湯気や水滴がレンズに付着することもないといった特徴があります。
しかし、コンタクトレンズは普段の着用やケアに注意しないと、思わぬ目の病気やトラブルにつながることが考えられます。

コンタクトレンズによる目の病気やトラブルを防ぐためには、長時間の着用は避けることや、専用の洗浄液を使ってレンズを洗うことなどを意識しましょう。

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