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2022/05/27

コンタクトの装用で目やにが多く出る3つの原因を解説

コンタクトを装用していると、裸眼のときよりも多く目やにが出ることがあります。
目やには、目の健康を保つための働きによって出るものですが、あまりにも多い場合は病気になっているかもしれません。

そこで本記事では、コンタクトを装用しているときに、目やにが出る原因や引き起こされる目の病気などを詳しく解説します。
コンタクトを利用していて、目やにや目の病気に不安のある方は、ぜひ参考にしてみてください。

目やにができる仕組み

目やには、目の中に異物が入ってしまったときに、体外へ排出するときにできるものです。 主に、目の古くなった細胞を入れ替えるときや、目に入った小さなごみを外に出すときに目頭や目じりに出るものが目やにです。

また、細菌やウイルスなどが目に入ったときも、目の免疫が働いて目やにが出ます。
目やには、体内の白血球が細菌やウイルスと闘ったあとに出るもので、細菌やウイルス、白血球などが含まれています。

このように、目やにには目の健康を守る働きがあります。

コンタクトの装用が目やにの原因となる3つのケース

コンタクトを装用しているときに目やにが出る場合は、コンタクトを正しく装用できていない可能性が高いです。
コンタクトによる目やにの原因3つを、以下にまとめました。

原因①コンタクトに汚れが付いている

コンタクトを装用するときに手の汚れがレンズに付着している場合や、コンタクト自体に汚れが残ったまま装用している場合にも、目やにが出ます。

とくに、メイクをする方はアイシャドウなどの化粧品が手に付着したままコンタクトを装用すると、目に化粧品が付着するケースがあります。
そのため、コンタクトはメイクをする前に装用することがおすすめです。

また、日々のお手入れが必要なコンタクトの場合は、お手入れが正しくできていないと汚れが残っていることがあります。
正しい手順でお手入れをして、清潔なコンタクトを装用するように注意しましょう。

原因②コンタクトをしたまま睡眠する

目は角膜に酸素を届けるために、表面から酸素を取り込んでいます。
しかし、コンタクトを装用しているときは、目の表面がコンタクトに覆われるため、裸眼のときと比べて目に酸素がいきわたりにくくなります。

とくに、睡眠時はまばたきをしないため、より角膜が酸素不足の状態になりやすいでしょう。

コンタクトを装用したまま寝たときは、古くなった角膜の細胞やコンタクトに付着しているごみ・細菌などが、目やにとなって出てきます。
コンタクトを装用したまま寝ることを繰り返すと、角膜の透明度を保つための細胞の数が減り、目が濁る原因になって最悪の場合失明してしまうことがあります。

また、コンタクトを付けたまま寝てしまうことで、翌朝コンタクトが目に張り付くトラブルや、目の奥にコンタクトが入り込むトラブルも起こることも考えられるでしょう。

寝る前にはきちんとコンタクトを外すことで、眼病やトラブルを防ぐことができます。
コンタクトをしたまま睡眠することの危険性については「コンタクトをつけたまま寝るのはよくない?2つの対処法」で詳しく説明しているので併せてご覧ください

原因③コンタクトの種類が身体に合わないまま装用する

ソフトコンタクトレンズは、マイナスイオンを帯びているかどうかで「イオン性」と「非イオン性」の2種類に分けられます。
マイナスイオンを帯びているイオン性と、マイナスイオンを帯びていない非イオン性の、それぞれの特徴を下記の表にまとめました。

  ごみの付きやすさ 酸素の透過性 装用時間
イオン性 付きやすい 高い 長時間に向いていない
非イオン性 付きにくい 低い 長時間に向いている

ごみが付きやすく、長時間の装用に向いていないイオン性のコンタクトは、目の代謝活動により目やにが出やすいです。
また、アレルギーがある方は、花粉やほこりなどが付きやすいイオン性ではなく、非イオン性のレンズを使用することをおすすめします。

自分に合ったコンタクトを装用することで、目やにのトラブルを回避しましょう。

コンタクト装用時の目やにが多いときに考えられる病気

コンタクトを装用しているときに目やにが多い場合は、目の病気が疑われます。
とくに、目やにに粘り気があるときや、目やにの色が普段と違うときは、感染症の可能性があるため注意が必要です。

以下に、コンタクトの装用時に目やにが多く出るときに考えられる目の病気を5つ紹介します。

病気①ドライアイ

ドライアイとは、目全体を覆っている涙の量が少なくなり目が乾燥することで、目の表面の細胞が傷つく状態のことです。
ドライアイの状態が続くと、本来は涙で目の外に出すはずだった目の異物が目やにとなって出てくるため、通常よりも目やにの量が多くなります。

ドライアイはさまざまな原因によって起こりますが、とくにコンタクトを装用した場合になりやすいといわれています。
理由としては、コンタクトを装用することで、通常は目全体に広がる涙が蒸発しやすくなるためです。

コンタクトの装用によるドライアイを防ぐためには、定期的に目薬を差すことや、まばたきの回数を多くすることが大切です。

②巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎とは、アレルギーによる目の炎症の1つで、まぶたの裏に白い乳頭状の突起が多く現れることが特徴です。
コンタクトがずれやすくなることや、目やにが多く出ることなどが主な症状です。

巨大乳頭結膜炎は、繰り返し使うタイプのコンタクトを使用している方がなりやすい病気で、コンタクトの洗浄不足やコンタクトが目に合わないことが原因として挙げられます。

症状が現れた場合は、コンタクトの装用を中止して眼科での治療が必要です。
症状を未然に防ぐためにも、日々のコンタクトの洗浄を正しく行うことや、汚れの溜まりにくいワンデーコンタクトを使用するなどの対策をしましょう。

③アレルギー性結膜炎

アレルギー性結膜炎とは、花粉やほこりなどが目に入り、目の結膜がアレルギーによって炎症を起こす目の病気です。
目がかゆくなることや白目が充血するほか、症状が進行すると糸を引くような粘り気のある白い目やにが出ることがあります。

コンタクトに付着した汚れに対して目がアレルギー反応を起こす病気のため、コンタクトの洗浄がきちんとできていないことが主な原因です。
コンタクトの洗浄は、適切なケア用品を使用して毎日正しく行いましょう。

④角膜上皮びらん

角膜上皮びらんとは、角膜の表面の皮が部分的に浅くとれた状態を指します。
症状としては、主に目にゴロゴロとした異物感があることや、目がしみるなどの自覚症状が挙げられます。

また、症状が進行すると目の激しい痛みや充血が起き、最悪の場合失明してしまう可能性がある危険な病気です。
原因として、コンタクトを装用したまま寝てしまった場合や、コンタクトの洗浄が十分にできていなかった場合など、目の角膜を傷つけることによって発症します。

対策は、コンタクトは正しい装用時間を守って装用し、異常を感じたらすぐに装用を中止して眼科医に診てもらうことが大切です。

⑤角膜浸潤

角膜浸潤とは、目の角膜の表面の皮よりさらに奥で炎症が起き、白血球が集合している状態を指します。
激しい目の痛みや目の充血が起きて角膜が白く濁ることもありますが、ソフトコンタクトを装用すると痛みや見た目の異常がおさまるので、気づかない可能性もあります。

また、角膜上皮びらんの症状が進行することで、角膜浸潤を引き起こすケースもあります。
コンタクトの長時間装用や、装用したまま寝てしまう連続装用などが最も多い原因です。

予防として大切なことは、コンタクトの装用時間を守ることと、自分の目に異常がないか常に把握することです。
見た目や目の痛みなどの自覚症状がある場合は、眼科医への相談をおすすめします。

コンタクト装用時の目やには目の病気のサインの可能性がある

いかがでしたでしょうか。

目やには、目の代謝活動によって自然と出るものもありますが、重要な目の病気のサインである可能性もあります。
目の様子がおかしいと感じたときや、目やにが多いと感じたときは、眼科医に相談することがよいでしょう。

また、コンタクト自体が目の病気を引き起こすわけではなく、コンタクトの誤った装用や長時間の装用が目の病気につながります。
日々のコンタクトのケアや装用時間を正しく知り、目の病気につながらないよう意識することが大切です。

セブンレンズでは、コンタクトの知識をウェブサイトにて発信しているため、初めてコンタクトを作りたいという方はぜひ参考にしてみてください。
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