2021/09/03

コンタクトが取れないときの対処法は？原因を知り正しく対処しよう

コンタクトが取れなくて焦った経験がある人はいませんか？
または、コンタクトデビューしたいけれど「コンタクトが目から取れなくなったらどうしよう…」「取れなくなったときは無理やり外してもいいのかな？」と疑問や不安に感じている人もいるでしょう。
実は、コンタクトレンズが目に貼り付いて取れないのには、きちんと原因があります。
本記事ではコンタクトが取れなくなる原因や、取れないときの対処法について解説します。
目に貼り付いてしまったコンタクトを無理やり取ろうとすると、傷がついて角膜炎などのトラブルにも繋がりかねません。
コンタクトをしている、もしくは検討しているという人は、いざ取れなくなったというときのための知識を備えておきましょう。

コンタクトの購入には正確な度数の確認が大切

コンタクトが取れなくなる原因

コンタクトが取れなくなる原因は主に4つあります。

１つずつ詳しく見ていきましょう。

原因1：乾燥

コンタクトレンズが取れなくなる原因で一番多いのは、「乾燥」です。
コンタクトレンズもしくは目自体が乾燥し、レンズが目に貼り付いてしまっているということがほとんどでしょう。

この目が乾燥してしまう原因にも、2つ考えられます。
目が乾燥する病気として代表的なのが「ドライアイ」です。
ドライアイにより涙の量が不足し、目の表面が乾燥することでレンズが貼り付きやすくなります。
2つ目は生活環境によるもの。
エアコンの使用による、室内湿度の低下により目が乾燥します。
パソコンのモニターを眺めることも目の乾燥につながるので、長時間のデスクワークなどにも注意が必要です。

原因2：コンタクトレンズの誤った使用法

誤った方法でコンタクトを使用していることが、目に貼り付いて取れない原因になることもあります。
例えば、「装用時間を超えたコンタクトの使用」や「コンタクトを装用したまま寝てしまう」などです。
コンタクトを付けたまま寝てしまうと、レンズが上からまぶたで押され、コンタクトが目に貼り付いてしまいます。
また、間違った方法で外そうとすることも、コンタクトが取れない原因の一つとして挙げられます。

原因3：レンズが滑り、つかめない

コンタクトレンズの素材やデザインによっては、付け外しがしにくいものもあります。
このようなレンズはコンタクト自体がツルツルと滑ってしまい、うまく取れないと感じるでしょう。
また手指が濡れている状態だと、レンズが滑ってつかみにくくなります。

原因4：目の中でコンタクトが行方不明になり見つからない

眼の構造上レンズがまぶたの裏側に入ってしまうことはありませんが、黒目の上からずれて見つからないために取れないといった場合もあります。
眼科や第三者に見てもらうなどして探しても見つからない場合は、気づかないうちにコンタクトが取れている可能性も考えられるでしょう。

取れなくなった場合の対処法

コンタクトが取れなくなったとき、焦って無理やり外そうとする人もいるでしょう。
しかし、それは絶対やめてください。
コンタクトが取れないときに無理やり取ろうとすると、角膜を傷つけてしまうほか、レンズが破損してしまう原因にもなります。
コンタクトが目に貼り付いてしまったら、まずはどの場所に貼り付いているかを確認しましょう。

目の表面に貼り付いて取れない

目の表面に貼り付いているときは、まずは目にうるおいを与えることが大切です。
一度ゆっくり目を閉じたり、まばたきを数回したりして、目全体に涙を行き渡らせます。
目がひどく乾燥しているとこれだけでは取れないこともあるので、そのときはコンタクトレンズ用の目薬をさし、目をしっかりとうるおわせた状態で取り外してみてください。

また、清潔な洗面器に水を張り、顔をつけまばたきをゆっくりと数回繰り返したり、蒸しタオルや手の平で目の周りを覆い温めたりする方法も効果的です。

まぶたの裏側に貼り付いて取れない

レンズが動いてしまい、まぶたの裏側に貼り付いて取れない場合は、まずはゆっくりとまばたきをしてコンタクトを正常な位置に戻しましょう。
まばたきをしても正常な位置に戻らないときは、目を閉じて眼球をゆっくり上下左右に動かします。
コンタクトが黒目の正常な位置に戻ったら、ゆっくりと取り外してください。
これらの方法を試しても取れないときは、無理に力ずくで外すのではなく眼科を受診しましょう。

洗眼薬を使ってよいか

目を洗浄する目的の洗眼薬というものを、使ったことがある人もいるでしょう。
これは目の表面や、目の中に入った花粉などを洗い流すものです。
この洗顔薬を、コンタクトが取れなくなったときに使用できるのではないか？と考える人もいるのではないでしょうか。

洗眼カップを目に当ててまばたきをするタイプの洗眼薬のほとんどは、必ずコンタクトレンズを外してから使用するよう注意書きがされています。
コンタクトを装用したまま使用してしまうと、レンズの材質によっては洗眼薬に含まれている薬剤を吸着し、コンタクトが着色・変性してしまうほか、二次的に角膜が傷つけられる危険性があります。
取れなくなってしまったコンタクトを外す目的での洗眼薬の使用は推奨されていないため、覚えておきましょう。

コンタクトの正しい外し方と付け方

コンタクトは誤った使い方をすると、コンタクトが破損してしまったり、眼のトラブルが起こったりする可能性もあります。
コンタクトの裏表の確認や、装着時の衛生管理など使用する上で注意すべきことはいくつかあります。
コチラの「コンタクトの外し方・付け方のコツ。ネイルをしていても使用可能？」の記事ではコンタクトの正しい付け外しを解説しておりますので、是非ご参照ください。

コンタクトが取れなくても焦らず対処しよう

いかがでしたでしょうか？
この記事を読んでいただくことでコンタクトレンズが取れない原因と対処法がご理解いただけたと思います。
コンタクトが取れなくなってしまっても、焦らず正しく対処しましょう。
ただし自分で取ることができなかった場合には、無理やりとろうとせず眼科を受診することを検討してください。

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